少し遅くなってしまいましたが、
浅草サンバ・カーニバルの報告をさせていただきます。
1980年にスタートした浅草サンバ・カーニバル。
今年で30周年を迎えました。
本場リオのカーニバルさながらに、計16チームが1年前から準備をします。
まずテーマを決めて、物語のように展開していくテーマに合わせて
音楽(演奏、歌)、衣装、ダンス・パフォーマンス、
そしてアレゴリア(飾り山車のことです)などなど
さまざまな練習や制作作業を重ねて本番を迎えます。
始まる前から、各チームの皆さんのサンバへの情熱が伝わってきて、
真夏の暑さとはまた一味違った熱さが感じられました。
今年は30周年という節目、ぜひ皆さんと一緒に楽しみたいと思って、
審査委員長という大役をお引き受けしましたが、
こんなに頑張っている皆さんを審査するという事の重大さに
ドキドキしてしまいました。
数時間の「熱く真剣な、お祭り」の後、無事に優勝旗を渡すことができました。
露出が多い派手な衣装ばかりが報道されてしまうサンバ・カーニバルですが、
サンバの歴史は、アフリカ系黒人奴隷労働者が持ち込んだ民族音楽に、
ポルトガルの西欧文化が融合して生まれたブラジルの代表的な音楽です。
ブラジル人は「人生を楽しむ天才」とよく言われますが、
日常では発散しきれないありあまる元気を歌や踊りで発散できるサンバや、
着飾って何者にでもなれるカーニバルは、まさにこの楽しさの代表だと思います。
このようにサンバカーニバルの歴史や民族性を知っていただくと、
また違う楽しさを味わってもらえるのではないかと思います。
ブラジルは資源の豊富な国。
2014年にはFIFAワールドカップ、
2016年にはオリンピックが開催されます。
国民性はおっとりとのんびりした素敵な国です。
是非この機会にブラジルに興味を持っていただいて、もっと知って親しんでいただければ嬉しいです。
ブラジル音楽に興味を持っていただけたら、是非コンサートにいらしてください。
一緒にブラジルの音楽を楽しめたら嬉しいです。
小野リサコンサート
「LISA ONO Winter Bossa Tour 2010」
11月21日(日)の『よこすか芸術劇場』から全国7ヶ所に伺わせていただきます。
コンサートスケジュールの詳細は下のアドレスよりご確認ください。
http://www.onolisa.com/schedule.html
寒い冬に、あたたかいブラジルの音楽をご用意して、お待ちしております。
ぜひ、皆さんでお越しください。